条件のキスは頬に


「あ、ジュプトルさん。こんにちは。」

「ああ。」

ジュプトルは町に来ていた。道行く人とすれ違い様に挨拶をし、カクレオン商店に来ていた。

「いらっしゃ~い♪こちらカクレオン商店です~♪ あ、ジュプトルさん♪どうしました~?」

「あ、いや、リンゴと、オレンの実はあるか?」

「あ~オレンの実はちょっとないですね~。すいません~リンゴならありますけど~…」

「ああ、じゃあ、リンゴは、買う。」

ジュプトルは少し緊張しているようで、途切れ途切れに言った。それは当然で、ジュプトルはこの店で買い物をするのが初めてだからだ。

「まいど~♪」

そんなわけで、ジュプトルはリンゴを買って店を離れた。



「リンゴは買えた。あとは、オレンの実だな。…まったく、何で俺が買い物なんか…」

自分がこんなことをする羽目になったのは、あの元パートナーが発熱なんかするからだ、と自分に言い聞かせながら広場を歩いていた。

「だいたい、パートナーが熱出したならそのパートナーが買い出しをしたらいいだろうが…」

『俺はそばにいないといけないから!ジュプトル行ってきて!』

「あんのリーダー溺愛野郎・・・!」

ジュプトルは自分を行かせた(リーダーの)現パートナーに腹を立てた。

「・・・まあ、そう言っても仕方ない。適当なダンジョンで拾ってくるか・・・」

ため息をつきながら、ジュプトルはダンジョンに行く準備を始めた。


*交差点*

「お困りですか?」

そう声をかけたのは、未来からの腐れ縁ともいえるヨノワールだった。

「…お前か。「熱出したからリンゴとオレン買ってこい」だと。オレンがないから、適当なダンジョンにでも行こうか、って思ったところだ。」

ジュプトルは簡単な説明をヨノワールに話した。

「オレンですか。なら、私が持ってますけど。」

「何!?それを早く言え!」

「いや、いま聞いたので。差し上げましょうか?」

「まあくれるのなら貰ってやる。」

ジュプトルはそう言う。ヨノワールは少し考えた後に言う。

「そうですねぇ、差し上げましょうか。但し、条件があります。」

「条件だと?」

「ただであげるのはこちらに利益がありません。ですから、ジュプトルさんがこちらの要求を聞いてくだされば差し上げますよ。」

ヨノワールはにこりと笑って言う。

「・・・聞くだけ聞いてやる。」

ジュプトルは警戒しながら答える。

「ジュプトルさんから私にキスしてくださいw」

「はあ?」

ヨノワールに突然言われたその条件に、ジュプトルは間抜けた声をだした。

「なんでまたそんな・・・」

「だっていつも私からじゃないですか。たまには貴方からしてくださってもいいでしょう?」

忘れてはいたが、二人は一応恋人同士である。
恋愛沙汰に疎いジュプトルはどうしても自分からするようなことはしない。常にヨノワールがリードする形だ。

「・・・だめですか?」

「・・・ここでか?」

「それはお任せします。」

「今しないといけないのか?」

「後でもよろしいですよ。」

「・・・・わかった。」

「ありがとうございます。」

そうして、ヨノワールはジュプトルにオレンの実を渡した。



「それでは、条件を果たしてもらいましょうか。」

にこにことヨノワールが言う。
基地に戻り、リンゴとオレンを無事に渡し、ジュプトルとヨノワールは二人きりになる。

「・・・・・」

「・・・・・」

少しの沈黙の後、ジュプトルが動き出す。

「・・・目、閉じろ。」

「はいはい。」

「・・・・」

ヨノワールが目を閉じると、ジュプトルはそっと近づき、顔を寄せた。

ちゅ、と小さいリップ音の後、二人の距離は離れる。

「・・・・頬ですか」

「うっうるさい!それでもキスはキスだろう!?」

ジュプトルは顔を真っ赤にさせて叫ぶ。

「・・・まあいいですけどね。」

ヨノワールは少し不服そうだが、妥協したようだ。

「そのうち、きちんと唇にしてくださいね?」

「っ!・・・わかったよ。」


その日二人の間には、ずっと甘いオーラが漂っていたのは、また別の話。

END  

言い訳←

申し訳ないです。スミマセン。m__m
ヨノジュプって初めて書いたので・・・
妙に長いうえヨノジュプ要素が少ないうえ微パ主。
ほんとごめんなさい長々待たせた上に変な文章でしかもタイトルおかしいという・・・
いつでも書き直しますのでご指摘お願いします!
星屑様のみお持ち帰り&返品可です!

 

感想

いやったぁぁぁヨノジュプだあぁぁぁ(o´・∀・`o)ニコッ♪
ジュプトルハァハァ可愛いです…
ほっぺにちゅぅっていいですよね…ほのぼの感があって…

愛海さん、素敵なヨノジュプ小説ありがとうございました!!

モドル