可愛い子猫さん。

 


「っな……」


いつものように彼は『おくりのいずみ』にやってきた。


しかし。

彼、レックウザがそこで目にしたものは。

 

 


「ぎ、ギラティナっっ!!?なんだその…っ、あ、頭のなんかは!!!」

 

目的であったギラティナ、この泉の主の頭に。


何故か。

 

究極の萌えアイテム、ネコ耳がついていた。

 


「し、知らない…朝起きたらこうなっていたんだ」
「だ、大丈夫なのか!?どこか痛くないか!!!」

「い、いや、そういうのは全く無い。安心しろ。…あと、これも」


ギラティナは羽で自分の頬を指した。
レックウザはそれに気付いてギョッとする。


そこには、左右に三本ずつ生えたひげ。

 

「うぉおおぉぉいっ!!!だ、駄目だこれ!!病院、医者!!!」
「落ち着けっ。別にどこか悪いわけじゃないんだ。だから、……心配するな」


レックウザより少し背の低いギラティナは、レックウザを上目遣いで見上げる。

ボォッと、体の体温が一気に上昇した。

 


な、なんだこれはっ!!!
ただでさえ上目遣いが破壊力あるってのに、それにネコ耳とひげなんか追加されたら萌え死ぬわ!!!

 

「わ、わわわ、分かったっ。お、落ち着きます、ハイッ」

 

「あとな……たまに、たまにだが。

語尾に『にゃん』とか『にゃ』とかつくのだ」

 

 

な……………

なんだとぉぉぉぉ!!!?


聞きたい!!
ものすごく聞きたい!!!!

 

「そ、そうなのか?ど、どういう感じに……」


「…?いや、普通に


『そうだにゃん』

 

とか。まぁとにかく『にゃんにゃん』つくのだ」

 


……今死んでもいい気がする…。

レックウザは出血寸前の鼻を必死に押さえ、乱れた息を整える。


ヤバいこれは犯罪級だ。
神よありがとう。
恐らく我はこの日の為に生まれてきた。

 

「……よし。今日はずっと我がついていてやる!これから何が起こるか分からんからな」
「え、いや、そんな…悪いじゃないか」


「気にするなっっ!!!それより、この耳……」

「ふにゃっ!?」


レックウザがそのネコ耳に手を伸ばして触れれば、ギラティナが驚きの声を上げる。
…ふにゃ?

ギラティナ自身がその声に驚いたらしく、羞恥に顔を真っ赤にして羽に顔をうずめた。


ぅお……可愛すぎる…!!!

 


「早く戻りたい……」
「戻らなくてもいいけど…」


「何か言ったか!?」

「っ、いや、なんでもありませんっ」

 

 

耳をピクピクさせる彼の愛らしい姿を見ながら、

彼はこの上ない幸せな一日を過ごした―――。

 

[END]

 

あとがき

どうですかね!?
なんかレックウザヘタレすぎてすみません……
とにかく萌え萌えしてるレックウザになっているでしょうか…。
ちょっと短かったですね;;ハイ。


モドル